優良ブリーダーの見分け方
一口にブリーダーと言っても色々な種類がありますので、ブリーダーから直接購入すれば絶対安心というわけではありません。では以下にブリーダーの種類を紹介しますので、参考にしてみてください。
●アマチュアブリーダー
素人ブリーダーとも言われています。素人の人が子犬を生ませたいという思いからブリーダーになった人たちです。犬への愛情はありますが、知識があまりないことが多いです。危険なのはお小遣いを稼ぐために副業として繁殖を行っている場合です。いくら犬が好きでも血統などの知識もろくにないまま繁殖しているのはとても危険です。
ネットなどで安く販売されている場合このアマチュアブリーダーが行っていることが多いです。購入した当初は良くてもその後すぐに病気になったりトラブルが起こることも多いですので注意しなければなりません。
●バックヤードブリーダー
素人ブリーダーの一種になります。犬に対しての愛情はありますが、繁殖の本来の意味を理解していない人が多いのが現状です。かわいいからという理由で繁殖させたりすることが多く、結果としてお金欲しさに繁殖を行っている人が多いと言えるでしょう。本職で行っていることが少ないですので、知識も乏しく犬の質も悪いことが多いです。後でトラブルが起こることも多いと言えるでしょう。
●パピーミル
素人ブリーダーなどよりも1番タチの悪く別名子犬繁殖工場と言われているブリーダーです。名前からも想像出来る通りむやみやたらに子犬を繁殖させている利益最優先の悪質なブリーダーです。
とにかく利益が優先ですので、子犬のことなんて考えていません。ブリーディング環境は最悪ですので、感染症などの病気にかかってしまっていることも多いです。とにかく次から次へと繁殖を繰り返し、犬の質が悪いと信じられないほど安い価格で販売したりしますが、その逆で質の悪い子犬を価格で販売していることもあります。
パピーミルの1番の特徴は何種類もの犬種を取り扱っていることです。特に流行の犬種を多く繁殖しているというのが大きな特徴です。健康など考えずとにかく繁殖させていますので、遺伝子疾患などを持っているかどうかなども調べていません。手当たり次第様々なところで販売していますので、人気犬種の購入を考えている方は特に注意が必要です。
●シリアスブリーダー
子犬のことを1番に考えているブリーダーです。プロフェッショナルとも言われていて1番優良なブリーダーであると言えるでしょう。健康で質の良い犬を育てようと思ったら、良好な環境を整えるのはもちろん、運動を十分にさせたりお世話をきちんとしたりしないといけませんので、どうしてもコストがかかってしまって利益があまり上がらないのですが、利益は考えずとにかく犬のことを1番に考えるブリーダーです。そのため、犬の質もとても良いですし、健康状態も素晴らしいです。
以上のようにブリーダーにも色々な種類があります。そのため、ブリーダーと呼ばれている人から子犬を購入すれば安心というわけではないのです。インターネットが普及した現在、子犬も手に入れやすいですし、情報も簡単に手に入れることが出来るようになりましたが、表上に掲載されている良い部分ばかり見ていると大切な部分を見落としてしまうことになりかねませんので、きちんと優良なブリーダーであるかを見極めることが大切です。